クレジットカード初期の形状とは

2月 33rd, 2010 by
クレジットカードと言えば一定の決まったサイズのプラスティック製のカード、と言うのが現在では規定されていますが、1950年のニューヨークで世界最初のクレジットカード会社であるダイナースクラブが誕生した当時のクレジットカードの形や素材は、現在のものとはまったく異なるものでした。
ダイナースクラブを発足させたのはニューヨークの実業家であったフランク・マクナマラと彼の友人たちでしたが、最初のクレジットカードは表紙がボール紙でできた小冊子の様なものであったと言われています。ちなみにダイナースクラブの設立に関してはフランク・マクナマラが設立資本の70%を負担し、他の共同設立者であるラルフ・シュナイダーおよびアルフレッド・ブルーミングデールが各々15%ずつを負担したと言われます。
しかし当の創始者であるフランク・マクナマラ自身はダイナースクラブの設立後わずか2年ほどで経営の一線から退いています。カードを現金化する!これは現在のクレジットカード会社の隆盛を知っている我々から見れば一見不可解なことに感じますが、やはり先見の明を持ち合わせたフランク・マクナマラといえども、初期のクレジットカード会社経営には多くの困難を感じていたことの現れであると現在では解釈されています。
しかしフランク・マクナマラの懸念をよそに、クレジットカード会社はその後アメリカで続々と増え続けます。まずダイナースクラブ設立の翌年には、早くもフランクリン・ナショナル・バンクなどの複数の銀行が主体となり、新しいクレジットカード業務を開始しています。その後1958年にはアメリカン・エキスプレスがクレジットカードの発行を開始、また相次ぐようにバンク・オブ・アメリカがアメリカの西海岸領域の州内部限定で新しいクレジットカード「バンカメリカード」の発行を開始しました。この会社は後のVISAとして勢力を拡大し続けることになります。